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医薬品市場からも世界は見える 2010-04-25

2010年4月22日の日経産業新聞で、世界の医薬品市場が新興国頼みになっている記事が掲載されていました。医療品市場だけではなく、現在の経済の縮図が見えてきます。

以下記事----------------------

医薬品調査最大手の米IMSヘルス(コネティカット州)がまとめた市場予測によると、世界の医薬品市場は今後5年間で3000億ドル(約27兆9600億円)近く成長し、2014年の1兆1000億ドル(約102兆5200億円)の大台に乗る見通しだ。新興国で成長する効果が大きい。制約各社にとって新興開拓の重要性が一段と高まりそうだ。
世界衣料品市場は08年に前年比4.8%増だったが、09年は同7%増の8370億ドルだったと推定。同社が「ファーマージング・マーケット」と位置付ける中国をはじめとした新興国の医薬品市場は14年まで14~17%増のペースで伸びる一方、欧米など主要な先進国は3~6%増の伸びにとどまる。
米国は単独の国としては引き続き世界最大の医薬品市場となる見込みだが、今後5年間は年3~6%増の伸びにとどまり、14年の市場規模は3600億~3900億ドルになるとみている。
主要な先進国で合計1420億ドル以上の売り上げがある新薬の特許が今後5年間で切れ、同じ薬効成分を使った割安な後発医薬品(後発薬)の登場に直面する見込みだ。
高脂血症や精神病などの分野では安い後発約にシフトする動きが加速し、14年までに世界全体で800億~1000億ドル程度、薬剤費を削減する効果が表れると予測。新薬メーカーにとっては経営面で大きな打撃となりそうだ。
09年には5位だった中国は、人口増や経済成長を背景に11年には売上高で米国、日本に次ぐ3位に躍進する見通し。09年に9位だったブラジルや13位のインドも順位を上げるとみている。
米国など先進国では医療制度改革を進めており、膨張する社会保障費の伸びを削り込むため、薬剤価格への圧力が高まる方向。製薬各社にとって人口増や高齢化を背景に医薬品需要が急増している新興国市場の重みが一段と増すことになりそうだ。

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